3タイトル(発売逆順) 

宮田大 Cello

 

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       CD第3弾      
木洩れ日 Komorebi 

音楽は、日に時に、うつろう木洩れ日のよう。

いま見た光、また違う光 

   宮田大の第3弾は、親しみやすい曲目からなる愛奏小品集です。

 お馴染みの「白鳥」「夢のあとに」「アヴェ・マリア」(カッチーニ)「コル・ニドライ」など全9曲で、タイトルの「木洩れ日」のように光の淡いグラデーションを、心の微妙なひだも含めて、多彩な音色の変化で表しています。

 特に聴きものは2曲のピアソラ作品で、《カフェ 1930》ではときには音を崩したり、《グランタンゴ》では即興的なアンサンブルの妙を交えるなど、ピアソラの揺れるような音の特質をみごとに表現しています。いずれもピアノがきわめて重要な役割を担っており、前作の「一會集」同様、ベルギー出身でパリ音楽院で学んだジュリアン・ジェルネとの共演が、ピアソラを選んだ大きな動機となっています。

 「一會集」では齋藤秀雄が愛用していた「パオロ・アントニオ・テストーレ(1762)」を使用していましたが、「一會集」の録音直後からは縁あって「ストラディヴァリ“シャモニー” (1689)」を使用しています。

 一般にストラディヴァリは演奏が難しく、楽器に負けてしまうケースも多く見受けられますが、宮田大はこの3年間でのその特性をつかみきり、みごとなまでにストラディヴァリ弾きこなしています。

 今回の収録曲は、宮田大とジュリアンが時間をかけて弾きこんできた曲ばかりですが、リハーサルを含めると、連続4日間をかけて万全の体制で録音に臨んでいます。

 その結果、ストラディヴァリ、ベーゼンドルファーそしてホールの空間が一体となった、至福の響きを高音質CDから聴き取っていただけると思います。

 

 

木 洩 れ 日  Komorebi 宮 田   

   1. フォーレ:夢のあとに

   2. グラズノフ:吟遊詩人の歌

   3.フォーレ:シシリエンヌ 

   4. ピアソラ:カフェ1930

   5. ピアソラ:グランタンゴ

   6. サン=サーンス:白鳥

   7. ファリャ:火祭りの踊り

   8. カッチーニ:アヴェ・マリア

   9. ブルッフ:コル・ニドライ

   宮田 大(チェロ)

   ジュリアン・ジェルネ(ピアノ)         

■NF25503 定価:2,800円+税                                                                                                                                    

   録音:20161123日、24日、25日 神奈川県立相模湖交流センター

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「宮田 大のチェロは雄弁に語り、うたい、感情を表現し、

   作品の多彩な光を放つ」 伊熊よし子(ライナーノーツ) 


宮田 大第3弾「木洩れ日」のオフィシャル・プロモ・ビデオ公開!

 

コンサート情報などはオフィシャル・サイトへ

http://www.daimiyata.com/


宮田 大

Dai Miyata

 

栃木県宇都宮市出身。 音楽教師の両親のもと、3歳よりチェロを 始める。幼少よりその才能は注目をあつめ、9 歳より出場するコンクール、第 74 回日本音楽コンクールを含む、すべてに第1位入賞を果たす。

2009年、第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクール(パリ市主催)で日本人として初優勝。方伯モリッツ・フォン・ヘッセン賞(ドイツ)、第6回齋藤秀雄メモリアル基金賞、第20回出光音楽賞、第13回ホテルオークラ音楽賞など華やかな受賞歴を持つ。

35回江副育英会奨学生。ローム・ミュージックファンデーション奨学生。栃木県栃木大使。水戸室内管弦楽団団員。

桐朋学園音楽部門特待生、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースを首席で卒業。2009年にジュネーブ音楽院卒業、20136月にクロンベルク・アカデミー修了。

チェロを倉田澄子、フランス・ヘルメルソンの各氏に、室内楽を東京クヮルテット、原田禎夫、原田幸一郎、加藤知子、今井信子、リチャード・ヤング、ガボール・タカーチ=ナジの各氏に師事する。

国内外で活発にコンサート活動を行い、パリ管弦楽団、フランクフルト・シンフォニエッタ、S.K.ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団などと共 演、小澤征爾、E.インバル、H.ホリガー、リン・ハレル、ギドン・クレーメル、ユーリ・バシュメット、マキシム・ヴェンゲローフ、また、日本を代表する多くのオーケストラ・演奏家と共演している。演奏活動の他、国際チェロ・コンクールの審査員としても招聘されている。

マスメディアへの出演も多く、「小澤征爾さんと音楽で語った日〜チェリスト・宮田大・25 歳〜」(芸術祭参加 作品)、「カルテットという名の青春」「NHKワールド“Rising Artists Dai Miyata”」などのドキュメント「クラシック倶楽部」「らららクラシック」「題名のない音楽会」「報道ステーション」「日経スぺシャル招待席〜桐竹勘十郎文楽の深淵」「徹子の部屋」などへ出演している。

CDは第1弾「Dai First」、第2弾「宮田大〜チェロ一會集」、第3弾「木洩れ日」、DVD/ブルーレイは「ハイドン:チェロ協奏曲第1番」–指揮小澤征爾、水戸室内管弦楽団–がある。

使用楽器は1698年製A.ストラディヴァリ“Cholmondeley”(上野製薬)である。

また、1710年製 M.ゴフリラー(宗次コレクション)も貸与されている。

 〈オフィシャルWebサイト:http://daimiyata.com/


ジュリアン・ジェルネ─ピアノ

Julien Gernay, Piano

 

1981年、ベルギーのナミュール生まれ。幼少よりピアノとヴァイオリンを始めた。ピアノとヴァイオリンと室内楽で一等賞を獲得し、ニース音楽院を卒業。同時に和声と伴奏を学んだ。1999 年、パリ国立高等音楽院に入学し、ミシェル・べロフ、デニス・パスカル、クリスチャン・イヴァルディ、ダリア・ホヴォラのもとでピアノを学ぶ。メナヘム・プレスラー、ドミトリー・バシュキロフ、ジャン=クロード・ペネティエ、ヤーノシュ・シュタルケルの各氏にも師事し、ピアノと室内楽で一等賞を獲得。

2001年にフランスのレーベル、リランクスにおいてファースト・アルバムのレコーディングを行う。

2007年エリザベート王妃国際音楽コンクール,セミファイナリスト。リスボンの国際ピアノ・コンクールでヴァンドーム賞を受賞。フランス・ナティクシス財団の受賞者でもある。また、フランス財団よりドルエ・ブルジョワ賞とタラツィ賞を授与された。

フランス国内の数々のコンクールでファイナリストに選ばれた後、ソリストとしてガボー・ホール、ブフ・デュ・ノール劇場、コルトー・ホール、ユネスコ大ホール、ナンシーのポワリエル・ホール、ドイツのエッセン・フィルハーモニー、リスボンのグルベキアン財団、ブリュッセルの王立芸術学校の大ホールなど、ヨーロッパおよび世界各国の主要なホールで出演を果たす。

マントン音楽祭、フェスティバル・ア・ランペリ、ペリゴール・ノワール音楽祭、アントルカストー室内楽、サントーニュ・ピアノ音楽祭をはじめ、さまざまな音楽祭から招かれている。ワローニア王立室内管弦楽団と指揮者ポール・グッドウィンと共演した際には、ピアノ部門において特別賞を受賞した。 現在、演奏家として幅広く活躍するほか、パリ国立高等音楽院とオールネイ=スー=ボワ県立音楽院で後進の指導にもあたっている。


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     CD第2SACDでも発売!     
集(いちえしゅう)Recontre

 第1弾「宮田 大・ファースト」から3年ぶりのCDである。長年にわたり演奏会で弾き込んできた曲ばかりを、三鷹の芸術文化センター「風のホール」で三日間かけて収録した。

 ベルギー出身でパリ音楽院で学んだピアニストのジュリアン・ジュルネと、ニースで出会い意気投合したこともあり、フランスやベルギーの作品を柱としている。

 冒頭のフランクのソナタは、ヴァイオリン・ソナタとしてイザイに献呈されたが、もともとはチェロのためにかかれたと言われ、数多くのチェリストが演奏しているが、宮田の演奏はスケールの大きさと細やかさの両面で際立っている。

 ラヴェルの「亡き王女のためのパバーヌ」とフォーレの「エレジー」のあと、特に海外で反響のある黛敏郎の「BUNRAKU」と、尾高尚忠(1911‐1951)の「夜曲」の二曲の日本の作品を入れている。

 宮田は「BUNRAKU」を大変気にいっており、10年ほど前から度々演奏している。実際に舞台に何度も足を運び、文楽人形遣い三世、桐竹勘十郎師と知己を得た。CDの題字は勘十郎師の直筆の書である。

 「夜曲」は、作曲と指揮でも活躍した尾高尚忠が、倉田高(1913-1945)のために書いた作品。二人は義理の兄弟だが、共に夭逝したのが惜しまれる。倉田高は宮田の師である倉田澄子の父上である

 タイトルの一會は、茶の湯に造詣の深かった幕末の大老井伊直弼が茶の湯の心得を著した『茶湯一会集』から採っている。同じ聴衆と曲目であったとしても同じ演奏は二度とない、といった意味をこのアルバムに込めている。

 使用楽器は、前作同様故齋藤秀雄(1902-1974)の愛器だったテストーレ(1746年製)、齋藤秀雄の直弟子や孫弟子に貸与されてきたチェロの銘器で、この録音が宮田が使用する最後となった。

 京都の妙心寺は臨済宗大本山で、46もの子院=塔頭(たっちゅう)からなる複合寺だが、カヴァーの写真はそのひとつで普段は公開されていない聖澤院で撮影された。

 宮田は昨年、ドイツのクロンベルク・アカデミーを卒業し、演奏活動中心の生活に入った。ソロやオーケストラとの共演が中心だが、小澤征爾から絶大な信頼を寄せられ、サイトウ・キネン・オーケストラと水戸室内管弦楽団にも参加している。

 宮田大のこの3年間の目覚ましい成長ぶりが、このディスクから聴き取っていただけると思う。


  宮田 大/ チェロ 一會集(いちえしゅう)~Rencontre~

   1. フランク :チェロ・ソナタ イ長調

   2. ラヴェル :亡き王女のためのパヴァーヌ

   3. フォーレ :エレジー Op.24

   4. 黛 敏郎 BUNRAKU チェロ独奏のための (1960)

   5. 尾高尚忠 :夜曲 (1942年)

      宮田大(チェロ) ジュリアン・ジュルネ(ピアノ)

 

 SACDとCDで分離発売 


■SACD NF65502 3,500円+税 (2種信号入り、CDプレーヤでの演奏不可)

■CD  NF25502 2,800円+税

 

    録音:2014年4月22日,23日,25日 三鷹市芸術文化センター「風のホール」

    使用チェロ:Paolo Antonio  Testore 1746(故 齋藤秀雄 所蔵)

    使用ピアノ:STEINWAY & SONS Model D (New York)

 

    題字=文楽人形遣い三世、桐竹勘十郎

    カヴァー写真撮影=京都、妙心寺聖澤院 


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チェロ界の超大型新人デビュー 
 宮田 大  FIRST

チェロ界期待の超大型新人宮田 大の初アルバム「宮田 大/FIRST」。

 若干25歳の演奏。前々年チェロ部門の国際音楽コンクールの最高峰と言われるパリ市主催の第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで優勝し、世界からも注目される存在に一気に駆け上がった。

 収録曲目は、ドビュッシーとR.シュトラウスのチェロ・ソナタ、ポッパーの「ハンガリア狂詩曲」とラフマニノフの「ヴォカリーズ」、そして最後は「くまんばちの飛行」でしめくくるという多彩な構成。すべて宮田大本人の選曲である。収録したのは軽井沢大賀ホール。ドキュメント番組「カルテットという名の青春」でもわかるように、宮田 大は多感な時期にヨーロッパに留学までしてカルテットに打ち込み、国際コンクール優勝後はソリストとしても世界の舞台を数多く経験してきただけに、すぐに大賀ホールの特性をつかみ、名前に負けないスケールの大きな音楽を奏でて、隅々までホールを鳴らしきっている。

 このCDでの使用楽器は、故齋藤秀雄(1902-1974)の愛器だったテストーレ(1746年製)、齋藤秀雄の直弟子や孫弟子に貸与されてきたチェロの銘器である。


   1. ポッパー|ハンガリア狂詩曲

   2. ドビュッシー|チェロ・ソナタ

   3. R.シュトラウス|チェロ・ソナタ ヘ長調 作品6  ラフマニノフ|ヴォカリーズ

   4. リムスキー=コルサコフ|くまんばちの飛行

   宮田 大(チェロ), 柳谷良輔(ピアノ)

CD MF25501 定価 2,800(税込)

   録音:軽井沢大賀ホール 2011年4月21日,22日

   使用楽器:テスト―レ 1746年 (故齋藤秀雄所蔵)

 発売日:2011年12月5日