松波恵子  Cello

心に染みる
浪漫への誘

           気負いがなく、音楽そのものに浸る!

   松波恵子(チェロ)川村文雄(ピアノ)デュオ

 

 松波恵子のバッハ、無伴奏チェロ組曲全曲に続くCD第2弾は、チェロの名曲「エレジー」「白鳥」などの小品集で、ピアノの逸材、川村文雄とのデュオで、アルバム・タイトルは「ロマン派の誘い」。                                                                            

 松波恵子は齋藤秀雄門下の逸材。カザルス門下の佐藤良雄から手ほどきを受け、2度にわたるドイイツ留学でクレンゲル(ライプチヒ)とフォイアマン(ベルリン)の教えを受けた齋藤秀雄から徹底的に基礎を学んだあとフランスに渡り、フランコ・ベルーギー派の流れを汲む、アンドレ・ナヴァラの元で総仕上げをした。まさにチェロの王道を継承した実力派である。

 齋藤ゆずりの完璧なフィンガリングと、ナヴァラゆずりの柔軟なボウイングから生み出される響きと音楽は、何よりも自然でありほのかな香りに包まれる。

 

 

「ソロ、室内楽、オーケストラ。それに後進の指導。すべての場面で芳醇な音楽を紡ぎ、多くのファン、同僚、教え子から愛されているヴェテラン・チェリスト松波恵子が、ロマンティックな調べに想いを寄せつつ、素敵なアルバムを創った。ピアニ スト川村文雄との「響宴」も私たち聴き手を喜ばせる。」          奥田佳道(音楽評論家)

 

「これまでに弾いてきた小品の数々をコンサートのように聴いていただければ幸いです。」                                                                松波恵子                       

 


浪漫への誘い

シューマン:幻想小曲集Op. 73

           トロイメライ〜子供の情景 

フォーレ夢のあとにエレジー

メンデルスゾーン無言歌

グラズノフ吟遊詩人の歌

バッハわれ汝に呼ばわる、主イエス・

    キリストよ 

サン=サーンス:白鳥

ショパン序奏と華麗なるポロネーズ

     チェロ・ソナタ〜第3楽章

 

 松波恵子(チェロ) 川村文雄(ピアノ

■MF23803  定価:2,800円(税抜)

 202028日発売予定              

    録音:三鷹市芸術文化センター 風のホール

  2019618,19,20

  4 580107 74097 0


喜びと感謝のバッハ
チェロの王道を継承する実力派

 松波恵子は齋藤秀雄門下の逸材。手ほどきはカザルス門下の佐藤良雄に受け、2度にわたるドイイツ留学で、クレンゲル(ライプチヒ)とフォイアマン(ベルリン)の教えを受けた齋藤秀雄から徹底的に基礎を学んだあとフランスに渡り、フランコ・ベルーギー派の流れを汲む、アンドレ・ナヴァラの元で総仕上げをした。まさにチェロの王道を継承した実力派である。

   新日フィルの首席を経て、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団にも参加し、桐朋学園や東京音楽大学で後進の指導に当たってきた。

  自身の集大成として、バッハの無伴奏全曲に取り組んだが、斎藤ゆずりの完璧なフィンガリングと、ナヴァラゆずりの柔軟なボウイングから生み出される響きと音楽は、何よりも自然でありほのかな香りに包まれる。

 

「特定の演奏家や録音を参考にしたわけではないけれど、

 ナヴァラ先生のバッハに近いかな?」 松波恵子

 

ライナー・ノーツ 「喜びと感謝のバッハ」 諸石幸生

 

曲目配列にも注目!

Disc-1 は第6番、Disc-2 は第5番から始め、調性と曲想を考慮して配置しているのも今までにない特色といえる。

 

Disc-1

第6番 ニ長調 BWV1012

第2番 ニ短調 BWV1008

第3番 ハ長調 BWV1009

Disc-2

第5番 ハ短調 BWV1011

第4番 変ホ長調 BWV1010

第1番 ト長調 BWV1007

松波恵子(チェロ)  

MF23801/2 (2CD) 

定価 4,000円+税

録音:2006年1月28-29日(3番・4番),10月4-5日(2番・6番),2007年3月

         14,15日 (1番・5番) 三鷹市芸術文化センター「風のホール」

 

松波恵子 チェロ

歳より佐藤良雄に師事。桐朋学園音楽科にて斎藤秀雄に師事。その後パリに留学し、アンドレ・ナヴァラに師事。第34 回日本音楽コンクール第2位、1972年パリ国際チェロ・コンクール特別賞、73 年ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール第位。帰国後、75 年から92 年まで新日本フィルハーモニー交響楽団の首席奏者を務めた。75 年、デビュー・リサイタル開催。その後、数々のリサイタル、室内楽で活躍する。サイトウ・キネン・オーケストラに創設時より2006 年まで参加。1995 年から2013 年まで水戸室内管弦楽団のメンバー。早くから後進の指導にも力を入れ、多くのチェリストを育てている。現在、桐朋学園大学で指導にあたる。07 年、バッハ〈無伴奏チェロ組曲〉全6曲のCDをリリース。

川村文雄 ピアノ 

福井県出身。桐朋学園大学音楽学部演奏学科を首席で卒業、同 時にNTT ドコモ賞を受賞。同大学在学中より第 67 回日本音楽 コンクールピアノ部門第位をはじめ、数々の国内コンクール で優勝・入賞を果たす。さらに第51 回マリア・カナルス国際音 楽コンクールピアノ部門第位、第23 回ポッツォーリ国際ピアノコンクール最高位(1 位なしの)およびロータリー特別賞 を受賞、これらの実績から江戸川区文化奨励賞を最年少で受賞。2002 年のデビューリサイタル(日本ショパン協会主催)以降は 国内を拠点に多岐に渡るソロやアンサンブルの演奏活動を行う。 これまでに大野眞嗣、広瀬康の両氏等に師事。 現在、桐朋学園大学音楽学部講師、洗足学園音楽大学音楽学部非常勤講師。